本文へスキップ


牧師だより

桃山基督教会「教会報:葡萄の樹」

  2019年7月
「聖書を読みましょう」
 「聖書は好きですか?」こう聞かれると、みなさんはどのように答えるでしょうか。
 聖書は永遠のベストセラーといわれ、日本国内でも年間数百万部が買われ、世界では億単位で発行されているといわれています。また「無人島に一冊もっていくとしたら、どの本がいいか」という問いに、多くの人が「聖書」と答えたという話も有名です。もっともこれは、キリスト教国での話でしょうが。
 教会問答(祈祷書259頁)に、「聖書とは何ですか」という問いがあります。その答えとして、このように書かれています。
 「古い契約の民にゆだねられた神のみ言葉を書き記した旧約聖書と、イエス・キリストによって啓示された神の永遠の目的を書き記した新約聖書から成っており、救いに必要なすべてのことがここに記されています」
 これは読まないわけにはいけない。そう思いませんか?
 では実際に聖書を読むとなると、どこから手をつけたらいいのでしょう。新共同訳聖書を開いてみると、続編を除いても2000頁近くあります。一気に読むのは大変です。実はわたしはこう見えて、毎年一度は聖書を読むようにしています。どのようにして読んでいるのか、参考までに書いてみたいと思います。
@毎日少しずつ読む
 わたしの聖書には、それぞれの日に四種類の聖書箇所が書かれた手作りカレンダーが挟まっています。それに従って読んでいけば、一年で読み終わるようになっています。そこまでするのは面倒くさいという方は、一日三章(旧約二章、新約一章でもよい)を目安に読むのもおすすめです。約十三か月で読めます。
A時間を決めて読む
 朝八時から十分ほどが、わたしの聖書通読の時間です。聖書を読んだ後にお祈りをします。夜の睡眠前や通勤電車の中など、同じ時間に読むとよいと思います。
B声を出して読む
 時間はかかりますが、この方が、頭の中に残るという方もおられるでしょう。
C誰かと一緒に読む
 我が家では時間が合わずに断念しましたが、一節ずつ交代で読むなど、励まし合いながら頑張りましょう。
 文字を読むのがしんどくなったという方には、CD等で聴くことができる聖書も販売されています。さあ、聖書を読みましょう。

バナースペース

勤務地:日本聖公会 奈良基督教会
 教会HPはこちら

〒630-8213
奈良市登大路町45

TEL 0742-22-3818

牧師:司祭マタイ古本靖久
副牧師:司祭エレナ古本みさ