2025年4月号 | ||||
「喜ぶ人と共に喜び、泣く人と共に泣きなさい。」(ローマの信徒への手紙12章15節) | ||||
2025年度の奈良基督教会の年間聖句は、上に書かれている聖書のみ言葉です。「喜ぶ人と共に喜び、泣く人と共に泣きなさい」、そんなこと、当たり前のようにできるよ!という声が聞こえて来そうです。
喜んでいる人がいたら、自分も一緒に喜べるのか。それは時と場合によるのかもしれません。小さな喜びであれば分かち合えるけれども、「宝くじが当たったの!」、「海外旅行に行って来たのよ!」といった声を聞いて、妬みの心は生まれないでしょうか。 普段から良く思っていない人が泣いているときに、ついつい「ざまあみろ」という気持ちが起こることはないでしょうか。悲しいことに人間は、妬みや嫉妬、嘲りや罵りといった感情を抑えることが難しいのです。 聖書の中でイエス様は、人々の喜びや悲しみに「共感」してこられました。一緒に笑い、また涙を流されました。それがわたしたちに対する神さまの思いだからです。だからわたしたちも隣にいる人と心を合わせたい、そう思うのです。 |
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司祭 マタイ古本靖久 |