2025年3月号 | ||||
「必要なものは一つだけである。」(ルカによる福音書10章42節) | ||||
長い冬も終わり、ようやく春の兆しが感じられるようになりました。ところが、ちょうど年度末に当たるこの季節は、毎年その美しさを存分に味わえずに忙しさに目を回される方も多いのではないでしょうか。そんな時思い出したいのが、ルカによる福音書10章38-42節に書かれた「マルタとマリア」のお話です。姉妹はイエス様一行を家に迎え、マルタがおもてなしをしようとあくせく働く中、妹のマリアはただじっと座ってイエス様の話に耳を傾けている。この状況に苛立つマルタに対し、主イエスは言うのです。「あなたは色々なことに気を遣い、思い煩っている。しかし、必要なことは一つだけである。マリアは良いほうを選んだ。それを取り上げてはならない。」必要なことは一つだけ。私たちはそれが何であるか分かっているでしょうか。心を失うと書く忙しさ、その中で少し立ち止まって、もっとも大切なこと、必要なことが何であるか、思いを巡らせてみましょう。 | ||||
司祭 エレナ古本みさ |