2024年11月号 | ||||
「悲しむ人々は、幸いである、その人たちは慰められる。」マタイによる福音書5章4節 | ||||
キリスト教の暦では、毎年11月1日を逝去者を記念する「諸聖徒日」として覚え、この月を死者の月と呼んでいます。日本のお盆とよく似た感覚でしょうか。教会は何世紀にもわたり、この諸聖徒日にキリストとその教会のために殉教した多くの聖徒たちを記念するとともに、神を信じて世を去った人々の魂の平安を祈ってきました。 古代から使われてきた「メメント・モリ」という有名な言葉があります。ラテン語で、「死を忘れるな」ということを意味する言葉ですが、いろいろな捉え方をすることができます。死んだら終わりだから今を精一杯生きようと自分を励ますことも一つですが、秋の夜長に、生きることの尊さを改めて思うと同時に、死は決して終わりではなく、神様のもとで新たな永遠のいのちが与えられることの神秘に思いを馳せてみるのもよいかもしれません。 |
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司祭 エレナ古本みさ |