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牧師だより

奈良ワイズメンズクラブ「ブリテン」

  2024年4月号
婦人たちは墓を出て逃げ去った。震え上がり、正気を失っていた。そして、だれにも何も言わなかった。恐ろしかったからである。 (マルコによる福音書16章8節)
 2000年前、十字架の上で息を引き取られたイエス様は、墓に葬られました。そして次の日曜の朝、三人の女性が墓に向かいます。それはイエス様の遺体に香料を塗るためでした。ところがそこにイエス様の遺体はなく、墓は空(から)でした。
 彼女たちはそれを見て恐ろしくなり、墓を出て逃げ去ります。それが最初の復活の出来事でした。イースターとはイエス様のご復活をお祝いする日です。しかしそう言われても、どう受け止めてよいのか分からないという方も多いでしょう。2000年前の女性たちのように逃げるまではいかなくても、自分とは関係ない出来事だと思うかもしれません。
 神さまはわたしたちのためにイエス様を遣わされました。そして復活されたイエス様は、墓という一つの場所にはとどまらずに、わたしたちの元にも来てくださいます。その「復活のイエス様との出会い」を、恐れず待ち続けることができますように、みなさんの心にイエス様が訪れ、共に歩んでくださいますように、お祈りしております。イースターおめでとうございます。
 司祭 マタイ古本靖久

バナースペース

勤務地:日本聖公会 奈良基督教会
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牧師:司祭マタイ古本靖久
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