2024年3月号 | ||||
「人はパンだけで生きるものではない。神の口から出る一つ一つの言葉で生きる」 (マタイによる福音書4章4節) |
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今年は、教会の暦において2月14日から主イエスの復活日であるイースター前日の3月30日までが、「レント」とよばれる悔い改めの期間と定められています。(日取りは毎年変わります。)「悔い改め」とは、神さまから離れてしまった自分の立ち位置を確認し、もう一度神さまの方へ向き直ることをいいます。そして、この期間には、40日間悪魔の誘惑と戦いながら荒れ野で過ごされたイエス様に思いを馳せ、普段以上に聖書のみ言葉に耳を傾けることが勧められます。私たちは、食べ物さえあれば、お金さえあれば生きていけると勘違いしていないでしょうか。神さまの言葉、そして目には見えない大切なものによって真に生かされているということをこの時期、心に留めたいと思います。 | ||||
司祭 エレナ古本みさ |