2023年8月号 | ||||
イエスを招待したファリサイ派の人はこれを見て、「この人がもし預言者なら、自分に触れている女がだれで、どんな人か分かるはずだ。罪深い女なのに」と思った。(ルカによる福音書7章39節) | ||||
先日、キリスト教のいろいろな教派の方々に呼び掛けて、「エキュメニカルBBQ」というイベントを開催しました。クリスチャンではない人も含めた70名弱の方が参加されて、一緒に食卓を囲みました。また教会ではパイプオルガンコンサートもコロナ前のように開催されるようになり、たくさんの方が来てくださいます。そこには宗教や国籍、民族など様々な違いがあるものの、笑顔で同じ時間を過ごしています。 イエス様は、自分とは正反対の立場にいる人と積極的に関わり、食卓を囲まれました。罪人や徴税人、娼婦や異邦人(外国人)という、当時の社会の中で排除され、交わりに入れてもらえなかった人たちと共に歩まれたのです。様々な制限が解かれ始めている今、わたしたちは誰と共に歩むのか、問われているように思います。 |
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司祭 マタイ古本靖久 |