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日ごとの聖書

ショートメッセージ 〜2026年3月1日〜10日

3月 1「ヨシュア記191016
カタト、ナハラル、シムオン、イルアラ、ベツレヘムなど十二の町とそれに属する村。
(ヨシュア記19章15節)
三番目にくじを引いたのは、ゼブルン族でした。ゼブルンはヤコブの10人目の息子で、レアの六男です。ヤコブには、二人の妻のレアとラケル、そしてそれぞれの召し使いジルパとビルハとの間に全部で12人の息子が与えられました。
そのうちレアとの間には6人の息子が生まれるのですが、ゼブルンはその末の弟ということになります。彼の名前は「尊敬してくれる(ザバル)」から付けられました。6人も息子を生んだのだから、夫ヤコブは尊敬してくれるに違いないと考えたのでしょう。
そのゼブルン族が得たのは、ガリラヤ地方にあたる場所の南部でした。そこは未開拓の土地が多く、大きな町もなかったようです。ただ町のリストの中に、ベツレヘムがあります。イエス様のご降誕の舞台になった場所です。
3月 2ヨシュア記191723
 以上がイサカルの人々の部族が氏族ごとに受け継いだ嗣業の土地であり、町村である。
(ヨシュア記19章23節)
続いてイサカルです。昔の聖書では「イッサカル」と表記されていたので、そちらの方が耳なじみのある方もおられるでしょう。イサカルはレアの5番目の息子です。そのため昨日登場したゼブルンとよく併記されます。
彼らの母レアは、ヤコブに疎んじられていました。それはもう一人の妻である、レアの妹ラケルの方を愛していたからです。しかしその中で与えられた5人目の息子をレアは喜び、その名を「報酬(サカル)」からイサカルと付けたのです。
ただ地図を見ると、ゼブルンとイサカルの嗣業の地は、マナセやエフライムと比べるとずい分小さいようにも思えます。ゼブルンと共に、それほど重んじられていなかった部族だったのでしょうか。
3月 3ヨシュア記192431
五番目のくじではアシェルの人々の部族が氏族ごとに割り当てを受けた。
(ヨシュア記19章24節)
5番目のくじは、アシェル族が引きました。アシェルはヤコブの8番目の息子で、レアの召し使いジルパが産んだ二人目の息子です。その名前は、「幸せなこと(アシェル)」から取られました。
ヤコブは亡くなる前、「アシェルには豊かな食物があり 王の食卓に美味を供える。(創世記49章20節)」と祝福します。その言葉通り、アシェル族には地中海に面したティルスといった、豊かな土地が与えられたようです。
またガリラヤのカナなど、新約聖書でイエス様の活動の舞台になった場所も含まれています。さらに被献日のときにシメオンと共に登場する女預言者アンナ(ルカ2:36)は、アシェル族のファヌエルの娘です。いろいろとつながってきますね。
3月 4ヨシュア記193239
以上がナフタリの人々の部族が氏族ごとに受け継いだ嗣業の土地であり、町村である。
(ヨシュア記19章39節)
6番目のくじは、ナフタリ族です。ナフタリはヤコブの6番目の息子です。ヤコブはレアとの間に4人の息子をもうけます。しかしもう一人の妻、レアの妹ラケルには、子どもが与えられませんでした。
そこでラケルはヤコブに対し、自分の召し使いであるビルハのところに入るように求めます。そしてビルハはダンとナフタリという二人の息子を産むのです。どうしても姉に負けたくないという思いが見て取れます。
「そのときラケルは、『姉と死に物狂いの争いをして(ニフタル)、ついに勝った』と言って、その名をナフタリと名付けた。(創30:8)」とあるように、ラケルの執念によってナフタリは生まれました。そのナフタリ族の嗣業の地を中心に、イエス様は活動するのです。
3月 5ヨシュア記194048
 しかし、ダンの人々は領地を奪われた後、北上し、レシェムを攻めてこれを占領し、剣をもって住民を撃ち、そこを手に入れて、そこに住んだ。彼らは、先祖ダンの名に従って、レシェムをダンと呼んだ。
(ヨシュア記19章47節)
最後の7番目のくじは、ダン族が引きました。昨日の箇所でも触れたように、ダンはラケルの召し使いビルハが産んだ子で、ヤコブの5番目の息子です。この子の名前を付けるときに、ラケルはこのように言います。
「わたしの訴えを神は正しくお裁き(ディン)になり、わたしの願いを聞き入れ男の子を与えてくださった(創30:6)」。またダンは、「道端の蛇 小道のほとりに潜む蝮。馬のかかとをかむと 乗り手はあおむけに落ちる。(創49:17)」とヤコブに預言されます。
その言葉の通り、ダン族は嗣業の地にあったレシェムを攻めて、それを占領します。そしてそこに住み、その地をダンと呼ぶのです。蛇や蝮のような狡猾さで、敵を落としてしまうのです。
3月 6ヨシュア記194951
境界線を定めて、土地の嗣業の配分が終わると、イスラエルの人々は自分たちの土地の中からヌンの子ヨシュアに嗣業の土地を贈った。
(ヨシュア記19章49節)
ヌンの子ヨシュアは、エフライム族に属していました。そのためでしょうか、彼はエフライム山地の町ティムナト・セラを求め、その地が彼に与えられます。そしてヨシュアは、そこに町を建てて住んだそうです。
彼の一番の働きは、約束の地に入ったイスラエルの人たちに土地を配分することでした。荒れ野を導いてきたモーセと、実際に土地に入り嗣業の地をそれぞれの部族に分け与えたヨシュア。
神さまに与えられた働きがある程度落ち着き、ヨシュアには住む場所が与えられます。聖公会の牧師は定年になって働きを終えると、住む場所がなくなってしまいます。なんだかうらやましく思ってしまいます。
3月 7ヨシュア記2019
 意図してでなく、過って人を殺した者がそこに逃げ込めるようにしなさい。そこは、血の復讐をする者からの逃れの場所になる。
(ヨシュア記20章3節)
神さまはヨシュアに対して、逃れの町を定めるように命じます。逃れの町については、民数記35章6〜34節、申命記4章41〜43節および19章1〜13節にも書かれています。「故意ではない殺人」を犯してしまった人を、逃れさせる場所です。
ただし逃れの町に避難した人は、そのときの大祭司が死ぬまでの間、そこに留まらなければいけませんでした。またその人が逃れの町を出てウロウロしていると、被害者の遺族に殺されても文句は言えなかったようです。
「故意」と「過失」、現代もその判断は難しいことがあります。飲酒運転や大幅なスピード超過で事故を起こしても「危険運転致死傷罪」が適用されることは珍しく、「過失運転致死罪」になることが多いです。「殺人罪」になることは、まずありません。
3月 8ヨシュア記2113
イスラエルの人々は、主の命令に従って、自分たちの嗣業の土地の中から次の町々とその放牧地をレビ人に与えた。
(ヨシュア記21章3節)
ヤコブの三男であるレビから出たレビ人は嗣業の地を与えられませんでした。他の兄弟と違い、「レビ族」と呼ばれることもありません。ちなみに「レビ人」は「れびびと」と読みます。
彼らは祭司の一族として、「主を嗣業(相続地)」としていました。そのため一族で継承するような土地は与えられませんでした。しかしそれでは生きていくことができないので、それぞれの部族の嗣業の土地の中から与えられることになったのです。
ただ放牧地も一緒に与えられていることから、レビ人は祭司の働きだけをしていたわけではなかったようです。また家系も途絶えていないことから、婚姻なども普通にできていたことがわかります。
3月 9ヨシュア記2148
 イスラエルの人々はこのように、主がモーセを通して命じられたとおり、レビ人にこれらの町と放牧地をくじで分け与えた。
(ヨシュア記21章8節)
出エジプトのときに活躍したモーセの兄アロンは、祭司でした。そしてアロンの子孫も祭司となっていきます。さらにレビ人はケハト、ゲルション、メラリの諸氏族に分かれていました。
それぞれの氏族に対して土地を分配するのに、ここでも「くじ」が登場します。どのようなくじだったのか興味がありますが、棒のおみくじみたいなものかもしれません。それぞれの氏族に与えられた土地を見ると、かなり散らばっているのがわかります。
ヨルダン川の東側にも西側にも、彼らレビ人は住むことになります。彼らは祭司職も、またその下働きも担っていました。どこにおいても「祭儀」は必要だったので、様々な場所に分かれて住んだということです。
3月 10ヨシュア記21919
 アロンの子孫である祭司たちの町は、合計十三であり、それに属する放牧地があった。
(ヨシュア記21章19節)
まずケハトの諸氏族に属するアロンの子孫に対して、13の町が与えられます。彼らはユダ族、シメオン族、ベニヤミン族から土地を得ました。聖書地図を見ると、ヨルダン川の西側の南部分です。
そこにはベツレヘムやエルサレムなどもあり、これから先、中心的な働きがおこなわれる場所が与えられたことになります。やはりアロンの子孫が入っているので、よい場所が与えられたのでしょうか。
ただ彼らの氏族は、少なくとも13の場所に分かれて住むようになるわけです。他の氏族との関係はよくわかりませんが、不安は大きかったでしょう。しかしそれが、「主を嗣業とする」ということなのです。まるで現代の牧師のようです。

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