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日ごとの聖書

ショートメッセージ 〜2026年2月21日〜28日

2月 21「ヨシュア記16110
彼らがゲゼルに住むカナン人を追い出さなかったので、カナン人はエフライムと共にそこに住んで今日に至っている。ただし、彼らは強制労働に服している。
(ヨシュア記16章10節)
聖書の後ろにある地図(3 カナンへの定住)を見ると、「ヨセフ」の土地がないことに気づかされます。ヤコブの息子の中で一番活躍したともいえる彼ですが、「ヨセフ族」という名前は出てきません。
その理由はいろいろと考えられますが、一つには「彼は二倍の嗣業の地を得た」というものがあります。ヨセフにはマナセとエフライムという二人の息子がいました。その息子たちにそれぞれ嗣業の地を与えることで、結果的に他の一族の倍の土地を得ることになるのです。
4節以下にはまず、エフライム族が得た土地が書かれます。地図で見るとかなり広いですが、そこには開拓されていない場所やカナン人が住んでいる所もあったようです。そのカナン人を彼らは追い出しませんでした。
2月 22ヨシュア記17113
 彼女たちは、祭司エルアザル、ヌンの子ヨシュア、および指導者たちの前に進み出て、「主はわたしたちにも親族の間に嗣業の土地を与えるように、既にモーセに命じておられます」と申し立てた。彼女たちは、主の命令に従い、父の兄弟たちの間に嗣業の土地を与えられた。
(ヨシュア記17章4節)
この時代、ユダヤでは男性しか土地を相続することができませんでした。そうなると子どもが女性だけの場合、その家は途絶えてしまうことになります。日本の「跡取り」問題と同じようなものです。
マナセの息子ツェロフハドには、息子がありませんでした。このままでは相続地がなくなり、家系が途絶えてしまいます。そこで彼の娘たちがヨシュアに対して、相続地を求めたのです。
この訴えは認められ、彼女たちは土地を得ます。「お家取りつぶし」とはならなかったのです。ただし他の民族に土地が流出しないように、後に同族との婚姻しか認めないという法もできたようですが。
2月 23ヨシュア記171418
ヨシュアは答えた。「あなたの民の数が多くて、エフライムの山地が手狭なら、森林地帯に入って行き、ペリジ人やレファイム人の地域を開拓するがよい。」
(ヨシュア記17章15節)
ヨセフの子であるマナセ族とエフライム族は、神さまの祝福を受け、その人数はとても多くなりました。創世記37〜45章に書いてあるヨセフの貢献度からすると、当然のようにも思えますが。
16章にもありますが、そのこともあって彼らはマナセ族、エフライム族別々に、嗣業の地を得ます。聖書地図を見ると、かなり広大な土地が与えられたようです。しかしその中には、未開拓のところもあったようです。
16章10節、17章13節、そして今日の17章18節に、カナン人の記述があります。これほど聖書に書かれるということは、よほど「目の上のたんこぶ」だったのでしょう。結果的にカナン人に強制労働をさせますが、追い出すことはできなかったようです。
2月 24ヨシュア記1817
イスラエルの人々の中には、まだ嗣業の土地の割り当てを受けていない部族が七つ残っていた。
(ヨシュア記18章2節)
ヨルダン川を渡って西側に来たイスラエルの人々のうち、ユダ族とヨセフの一族(マナセ族、エフライム族)は土地を得ました。ルベン族とガド族とマナセの半部族はすでに、東側に嗣業の地を得ています。
イスラエル12部族のうち、祭司家系であるために土地を与えられないレビ族を除くと、あと七つの部族が残ります。その部族にも土地を割り当てる必要があります。そこでヨシュアは各部族から3人ずつ出させ、巡回して土地の記録を作らせます。
ただ地図で見てもわかるように、簡単に測量できるような広さではありません。大体の距離を測り、山やオアシスの場所を記録し、不公平がないように分けたということでしょうか。ただかなり大雑把な記録にはなったと思います。
2月 25ヨシュア記18810
 ヨシュアは、主の前で彼らのためにくじを引き、イスラエルの人々に決められた割り当てに従って土地を分配した。
(ヨシュア記18章10節)
7つの部族の3人ずつ、合計21人が土地の記録を作って帰ってきました。いったいどれくらいの時間が掛かったでしょうか。それぞれの土地には前から住んでいた人もいたでしょう。しかしそのような記録はありません。
また21人がどのように分かれて調査しにいったのかも、何も書かれていません。自分たちの土地になるとわかっている場所であれば一生懸命調べるでしょうが、土地の割り当てはくじで決められました。
聖書にはたびたび「くじ」が出てきますが、これは偶然や運ではなく、神さまのみ心を求める行為です。イエス様の12弟子の一人、イスカリオテのユダが欠けて一人補充することになったときも、くじが使われてマティアが選ばれました。
2月 26ヨシュア記181120
ベニヤミンの人々の部族が氏族ごとにくじを引いた。彼らがくじで割り当てられた領域は、ユダとヨセフの人々の間にあった。
(ヨシュア記18章11節)
最初にくじを引いたのは、ベニヤミン族です。ベニヤミンはヨセフの弟で、ヤコブが愛したラケルから生まれた息子はこの二人だけです。創世記37章以降のヨセフ物語をみても、ヨセフもヤコブもベニヤミンを寵愛していたことがわかります。
その割には小さな土地しか与えられていないようにも感じます。ただこのベニヤミン族ですが、士師記19章では大きな罪を犯すことになります。どのような罪かは、6月をお待ちください。
17節には「ルベンの子ボハンの石」という言葉があります。15章6節にも出てきたのを、覚えておられますか。ベニヤミン族の南側はユダ族に与えられていました。その境界を示すのにも出てきていました。よほど有名な石なのでしょう。
2月 27ヨシュア記182128
 ツェラ、エレフ、エブス、すなわちエルサレム、ギブア、キルヤト・エアリム、以上十四の町とそれに属する村。以上がベニヤミンの人々が氏族ごとに受け継いだ嗣業の土地である。
(ヨシュア記18章28節)
ここには、ベニヤミン族に与えられた町や村の名前が列挙されています。その28節に、「エブス、すなわちエルサレム」という記述があります。エルサレムという土地はイスラエルの人たちが征服する前は、エブスと呼ばれていました。
そしてこの町を治めていたのは、エブス人でした。彼らが住むエブス(エルサレム)は小高い丘にあり、自然の要塞でした。イスラエル人がそこを奪うのは、ダビデ王の時代になってからでした。
ダビデ王が出てくるのはまだまだ先のことなので、彼らに土地が与えられたとはいえ、すぐに自分たちのものになったというわけではなさそうです。というよりも先住民がいるにもかかわらず、土地を配分するのはどうかと思いますが。
2月 28ヨシュア記1919
シメオンの人々の嗣業の土地はユダの人々の領土の一部であった。ユダの人々への割り当て地が多すぎたため、ユダの嗣業の土地の中にシメオンの人々は嗣業の土地を受け継いだのである。
(ヨシュア記19章9節)
続いてシメオン族です。聖書地図を見ると、一番南の方にシメオンと書かれています。しかしユダやペリシテとの境を示す線は書かれていません。聖書には彼らの土地はユダの人々の領土の一部だと書かれています。
歴史的にはユダ王国が力を持つことになります。そのときにシメオン族はどうなっていくのでしょうか。聖書に登場した時に、一緒に読んでいきましょう。さて彼らの嗣業の地の中に、ベエル・シェバという場所があります。
この地はアブラハムやイサクの時代にも出てきた場所です。イシュマエルの母ハガルがさまよい、またアブラハムやイサクがアビメレクと友好的な契約を結んだ地です。ベエルは井戸、シェバは7や誓いという意味を持ちます。とても重要な場所です。

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