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牧師だより

奈良ワイズメンズクラブ「ブリテン」

  2025年11月号
「心の貧しい人々は、幸いである。天の国はその人たちのものである」(マタイによる福音書5章3節)
 キリスト教の暦では、毎年11月1日は諸聖徒日と呼ばれ、多くの教会で逝去者記念礼拝が行われます。その礼拝では、毎年、イエス・キリストが説いた「山上の垂訓」の中で、特に有名な「心の貧しい人々は…」で始まる「八つの幸い」の箇所が読まれます。なぜ、「心の貧しい人々」が幸いなのでしょうか。「心が貧しい」とは、卑しいとか意地悪とかいうことではありません。そうではなく、むしろ、「自分には神の助けが必要だ」と自覚している謙遜な心を意味します。つまり「自分はすべてを理解している」「自分の力で生きている」と思う人ではなく、「自分は弱く、神の恵みに支えられている」と感じる人こそが「心の貧しい人」なのです。そのように神さまを信じ、謙遜な心をもって世を去った人々に倣い、毎日を感謝して生きていきましょう。
 司祭 エレナ古本みさ

バナースペース

勤務地:日本聖公会 奈良基督教会
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〒630-8213
奈良市登大路町45

TEL 0742-22-3818

牧師:司祭マタイ古本靖久
副牧師:司祭エレナ古本みさ