
| 7月 11日「サムエル記上2:1〜11」 | ||||
| 食べ飽きている者はパンのために雇われ 飢えている者は再び飢えることがない。子のない女は七人の子を産み 多くの子をもつ女は衰える。 (サムエル記上2章5節) |
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| ハンナには神さまの憐れみによって、幼子サムエルが与えられました。子どもがないことによって虐げられていた闇の日々が、神さまのみ手によって開かれたのです。彼女は歌わずにはおれませんでした。 | ||||
| ところがこの歌の内容をよく見ると、勇士や食べ飽きているものが弱くされると歌われています。これらのことは直接ハンナには関係のないことのように思えます。そしてこの歌は、イスラエルに大切なものとして引きつがれていました。 | ||||
| イスラエルの人々が救いに向けて開かれるきっかけとして、彼らはサムエルの誕生を捉えたのです。そしてその思いはイエス様誕生のときまで受け継がれ、「マリアの賛歌(ルカ1:46〜55)」にも影響を与えたのです。 | ||||
| 7月 12日「サムエル記上2:12〜21」 | ||||
| この下働きたちの罪は主に対する甚だ大きな罪であった。この人々が主への供え物を軽んじたからである。 (サムエル記上2章17節) |
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| 旧約聖書のレビ記には、供え物のやり方が詳しく書かれています。その中に、「焼き尽くす献げ物」というものがあります。その供え物は文字通り、完全に焼き尽くして煙にしなければいけません。 | ||||
| また、「脂肪はすべて主のものである。脂肪と血は決して食べてはならない(レビ記3:16〜17)」とも定められています。しかし脂肪を燃やして煙にする前に、祭司のための肉を寄こすように命じた人がいます。霜降りが美味しいことを知っていたのでしょうか。 | ||||
| これらの「主に対する甚だ大きな罪」を命じたのは、エリの二人の息子でした。彼らは祭司でしたが、神さまの目に悪とされることを、平気でおこなっていたのです。宗教者の堕落です。残念ながらいつの時代にも見られることです。 | ||||
| 7月 13日「サムエル記上2:22〜26」 | ||||
| 人が人に罪を犯しても、神が間に立ってくださる。だが、人が主に罪を犯したら、誰が執り成してくれよう。」しかし、彼らは父の声に耳を貸そうとしなかった。主は彼らの命を絶とうとしておられた。 (サムエル記上2章25節) |
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| エリはすでに、非常に年老いていました。現場からも遠のいていたのでしょう。しかしそのエリの耳に、よくないうわさが入ってきます。そのようなうわさは事実ではないことも多いのですが、今回はそうではありませんでした。 | ||||
| 昨日の箇所にあったように神さまへの供え物に手を付けただけではなく、臨在の幕屋の入り口で仕えている女性と良くないこともしていたのです。さすがにエリは、二人の息子を諭します。 | ||||
| ここで二人の息子が回心したらいいのですが、そうはならないのが聖書の物語です。彼らは父エリの言葉に耳を貸しません。一方サムエルは、主にも人々にも喜ばれる子として育ちます。対照的です。 | ||||
| 7月 14日「サムエル記上2:27〜36」 | ||||
| あなたの二人の息子ホフニとピネハスの身に起こることが、あなたにとってそのしるしとなる。二人は同じ日に死ぬ。 (サムエル記上2章34節) |
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| エリの元に、神の人があらわれました。神の人とは御使いや天使、メッセンジャーのような存在でしょうか。その神の人は、エリにとってうれしいことではなく、良くないことを伝えに来ました。 | ||||
| なぜ神の人は二人の息子ではなく、父エリに伝えたのでしょうか。子の不祥事は親の責任だということでしょうか。すでにエリは息子たちがしていることについて知っていました。それを改めて聞かされたわけです。 | ||||
| 神の人は、二人の息子ホフニとピネハスが同じ日に死ぬということをエリに伝えます。そのことは、エリの心にどのような思いを抱かせたでしょうか。何とかならないものかと、祈ったかもしれません。 | ||||
| 7月 15日「サムエル記上3:1〜9」 | ||||
| 主は再びサムエルを呼ばれた。サムエルは起きてエリのもとに行き、「お呼びになったので参りました」と言った。エリは、「わたしは呼んでいない。わが子よ、戻っておやすみ」と言った。 (サムエル記上3章6節) |
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| 「サムエルや、サムエルや」、タッタッタ、トントントン、「はい、エリさん、お呼びでしょうか」、「いや、わたしは呼んでいないよ。お休み」。このようなやり取りが三回繰り返されるこの物語は、幼稚園の礼拝でもよく語られます。 | ||||
| 祭司エリの二人の息子ホフニとピネハスも祭司でしたが、彼らは神さまの目に悪とされることをしていました。そのためこの時代、主の言葉が臨むことは少なく、幻が示されることもまれだったそうです。 | ||||
| その中で、神さまはサムエルに語り掛けようとしているのです。「主よ、お話しください。僕(しもべ)は聞いております」と祈る少年サムエルの絵画を見ながら、わたしたちも神さまの声を待ちましょう。 | ||||
| 7月 16日「サムエル記上3:10〜14」 | ||||
| 主はサムエルに言われた。「見よ、わたしは、イスラエルに一つのことを行う。それを聞く者は皆、両耳が鳴るだろう。 (サムエル記上3章11節) |
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| 主に3回呼ばれたものの、エリから呼ばれたと思って彼の元に行ったサムエル。エリはその様子を見て、主が呼ばれたと気づきます。そこでエリはサムエルに、次呼ばれたら「お話しください。僕(しもべ)は聞いております」と答えるように伝えます。 | ||||
| 神さまがサムエルに伝えたのは、エリの家に対することでした。2章27〜36節では、神の人がエリに二人の息子が死ぬことを伝えていました。そのことをサムエルにも同じように伝えるのです。 | ||||
| このときのサムエルの心のうちは、どうだったでしょうか。小さいころからお世話になっているエリ。父親のように愛情を注いでもらったことでしょう。そのエリの家が裁きを受ける。このことを聞いて、さてサムエルはどうするのでしょうか。 | ||||
| 7月 17日「サムエル記上3:15〜21」 | ||||
| サムエルは成長していった。主は彼と共におられ、その言葉は一つたりとも地に落ちることはなかった。 (サムエル記上3章19節) |
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| 朝起きて、サムエルは夜に主に告げられたことをエリに伝えるのを恐れました。それはそうだと思います。「あなたの家が、とこしえに裁かれますよ!」などと言ってしまうと、「お前は今日から晩御飯抜き!」となりかねませんから。 | ||||
| しかしサムエルに対して、エリにすでに同じ内容を告げていたことを主は伝えていました。だからサムエルは特に躊躇する必要もなかったわけです。ただなぜ、主は自分に言ったのだろうとは思ったでしょう。 | ||||
| サムエルは隠し立てせずに、主に告げられたことをエリに伝えます。そしてエリは、それを受け入れます。その後は特に大きな事件もなく、サムエルは成長していきました。主はサムエルと共にいたということです。 | ||||
| 7月 18日「サムエル記上4:1〜9」 | ||||
| 大変なことになった。あの強力な神の手から我々を救える者があろうか。あの神は荒れ野でさまざまな災いを与えてエジプトを撃った神だ。 (サムエル記上4章8節) |
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| 3章で主はサムエルに、エリの息子たちの罪を裁くと伝えられました。それからサムエルは成長し、全イスラエルに主の言葉を伝える立場になったようです。いわゆる「預言者」として遣わされたということです。 | ||||
| あるときイスラエルは、ペリシテに向かって出撃しました。その出撃がサムエルの命令だったのか、また主のみ心だったのかはわかりません。ただイスラエル軍はペリシテ軍に打ち負かされてしまったようです。 | ||||
| そこでイスラエルの長老たちは、主の契約の箱をシロから戦場に運んでくることを提案します。契約の箱は出エジプトの時に神さまから与えられた十戒の石板が収められていました。荒れ野でもイスラエルの民を守った大切なものです。それが戦場に持ってこられたのです。 | ||||
| 7月 19日「サムエル記上4:10〜17」 | ||||
| 神の箱は奪われ、エリの二人の息子ホフニとピネハスは死んだ。 (サムエル記上4章11節) |
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| 主の契約の箱が戦場に持ってこられたことで、イスラエルの全軍は喜びの声をあげます。しかしその声を聞いて、ペリシテ軍は逆に燃え上がります。「窮鼠猫をかむ」ということわざがありますが、人は追い詰められたらとんでもない力を出すことがあります。 | ||||
| ペリシテ軍はイスラエル軍を打ち負かしました。歩兵30,000人が倒れ、エリの二人の息子ホフニとピネハスも死んでしまいます。そして大切な主の契約の箱までも、ペリシテ人に奪われてしまうのです。 | ||||
| 2章34節に書かれた主の言葉、「あなたの二人の息子ホフニとピネハスの身に起こることが、あなたにとってそのしるしとなる。二人は同じ日に死ぬ」が成就したのです。98歳で目が見えなくなっていたエリは、二人の息子が死んだ報告を聞きます。 | ||||
| 7月 20日「サムエル記上4:18〜22」 | ||||
| エリの嫁に当たる、ピネハスの妻は出産間近の身であったが、神の箱が奪われ、しゅうとも夫も死んだとの知らせを聞くと、陣痛に襲われてかがみ込み、子を産んだ。 (サムエル記上4章19節) |
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| エリは二人の息子ホフニとピネハスが死んだことを聞きます。そしてさらに、神の箱がペリシテ軍に奪われたことを耳にします。神の箱の話を聞いたときに、エリはあおむけに倒れ、自分の席から落ちて首を折って死んでしまいました。 | ||||
| エリは祭司として、神殿に仕えてきました。大切な神の箱が奪われたことを、受け入れることができなかったのでしょう。エリは死にましたが、息子ピネハスの妻がちょうど出産間近でした。 | ||||
| 彼女は男の子を産み、名前をイカボドと名付けます。その意味は、栄光は失われたというものです。神の箱が奪われたということは、栄光がイスラエルを去ったことを意味します。それほど大変なことだったのですが、そのときサムエルは何をしていたのでしょうか。 |