
| 7月 1日「ルツ記3:1〜7」 | ||||
| ボアズは食事をし、飲み終わると心地よくなって、山と積まれた麦束の端に身を横たえた。ルツは忍び寄り、彼の衣の裾で身を覆って横になった。 (ルツ記3章7節) |
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| ルツはボアズの畑で落ち穂を拾いながら、ナオミと共に生活をしていました。地主であるボアズに目を掛けられ、不自由なく過ごしていたようです。しかしナオミはさらなる「ルツが幸せになる落ち着き先」を探していました。 | ||||
| ナオミがルツに命じたのは、ボアズが寝ている場所に忍び込みなさいということです。男性が女性の寝室に行くことを、俗な言い方で夜這いと言います。ナオミは大切な嫁に、そのようなことをさせようとしたのでしょうか。 | ||||
| ナオミはきっと、ボアズの誠実な人となりをよく知っていたのだと思います。ルツがきちんと誠意を見せたら、絶対に手荒なことはしないという確信があったのでしょう。またボアズがルツに好意を示していることにも気づいていたのかもしれません。 | ||||
| 7月 2日「ルツ記3:8〜13」 | ||||
| 夜半になってボアズは寒気がし、手探りで覆いを捜した。見ると、一人の女が足もとに寝ていた。 (ルツ記3章8節) |
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| 食事をし、飲み物(多分ぶどう酒)を飲んだボアズは、横になってぐっすりと休みます。彼はルツがこっそり横に寝たことに、まったく気づきませんでした。しかし夜半、寒気を感じてボアズは目を覚まします。 | ||||
| 驚くべきことに、彼の足元には知らない女性がいました。しかしボアズは誠実な人物でした。ルツが自分のそばで寝ていることを咎めもせず、またルツを襲うこともなく、温厚にこれからのことを伝えます。 | ||||
| さてナオミにはエリメレクという夫がおり、彼は土地を与えられていました。エリメレクが亡くなったあと二人の息子に相続されましたが、その息子も子がないまま死んでしまいました。その土地が今、宙に浮いたままです。それを親戚は何とかしないといけません。 | ||||
| 7月 3日「ルツ記3:14〜18」 | ||||
| ナオミは言った。「わたしの娘よ、成り行きがはっきりするまでじっとしていなさい。あの人は、今日中に決着がつかなければ、落ち着かないでしょう。」 (ルツ記3章18節) |
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| 昨日の箇所で書きましたが、ユダヤにはそれぞれの家の土地を守るために、男性が亡くなりその相続人がいない場合には、関係の深い人(親戚など)がその土地を買い戻さなければいけないという決まりがありました。 | ||||
| ボアズはナオミの親戚です。しかしナオミには、ボアズ以上に近い関係の親戚もいたようです。ボアズはそのことを知っていました。きっとルツのことを目にかけている中で、詳しく調べていたのでしょう。 | ||||
| ボアズはルツに大麦を6杯持ち帰らせます。それも真っ暗なうちに、誰にも見られないように配慮します。ボアズにはすでに、ルツの真心を受け止める覚悟があったのでしょう。それからの展開は…、明日のお楽しみです。 | ||||
| 7月 4日「ルツ記4:1〜6」 | ||||
| ボアズは町の長老のうちから十人を選び、ここに座ってくださいと頼んだので、彼らも座った。 (ルツ記4章2節) |
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| 町の門にボアズが座っていたとき、当の親戚の人が通りかかります。そこでボアズは交渉を始めます。町の門は当時の社交場であり、また人々が多く行き交うことから重要な決定がなされる場でもありました。 | ||||
| ボアズはまず、ナオミが亡き夫エリメレクの所有する土地を手放そうとしているので、それを買い戻してくれないかと持ち掛けます。このときはまだ、ルツのことは告げていませんでした。 | ||||
| その時点で親戚の人は、「責任を果たしましょう」と答えます。しかしボアズはそこで、「それならルツも引き取るように」と伝えます。その目的は故人の名を再興することですが、親せきの人は「そこまではできない」と答えます。ボアズの思い通りに事が進みます。 | ||||
| 7月 5日「ルツ記4:7〜10」 | ||||
| その親戚の人は、「どうぞあなたがその人をお引き取りください」とボアズに言って、履物を脱いだ。 (ルツ記4章8節) |
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| わたしたちに知らない親戚がいて、突然その財産を相続することになったとします。一等地に広い土地があり、その権利はあなたのものですと言われたら、「ラッキー!」とすぐにハンコを押すかもしれません。 | ||||
| しかし、「その代わりそこに住んでいる人の面倒をみてくださいね」と言われたら、躊躇するでしょう。この親戚の人は、そのような状態だったのかもしれません。彼はイスラエルのやり方で、その権利をボアズに譲渡します。 | ||||
| その場には、10人の長老が証人として立ち会っていました。このことによってボアズはきちんとした形で、ルツを迎え入れることができました。ドロドロとした内容が多い旧約聖書ですが、このルツ記は清々しいハッピーエンドと言えるのかもしれません。 | ||||
| 7月 6日「ルツ記4:11〜17」 | ||||
| ボアズはこうしてルツをめとったので、ルツはボアズの妻となり、ボアズは彼女のところに入った。主が身ごもらせたので、ルツは男の子を産んだ。 (ルツ記4章13節) |
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| 昨日の10節には「モアブの婦人ルツ」という言葉が載っていました。しかしボアズはルツが異邦人であることなど何も気にせずに、ルツをめとります。このことは、神さまのみ心にかなったことだったようです。 | ||||
| 今日の箇所の聖書の小見出しは、「人々の祝福と神の祝福」となっています。二人の結婚は、人からも神さまからも祝福されたものでした。人々はラケルやレアといった女性たちの名を持ち出し、ボアズとルツもそのようになるようにと願います。 | ||||
| そしてボアズとルツの元には、男の子が与えらます。ナオミは夫を亡くし、二人の息子に先立たれました。彼女は自分のことをナオミ(快い)ではなくマラ(苦い)と呼ぶようにとまで言っていました。しかしここで、神さまが彼女を顧みられたのです。 | ||||
| 7月 7日「ルツ記4:18〜22」 | ||||
| オベドにはエッサイが生まれ、エッサイにはダビデが生まれた。 (ルツ記4章22節) |
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| ルツ記の最後は、系図で締めくくられます。マタイ福音書1章の系図と見比べてみましょう。「ユダはタマルによってペレツとゼラを、ペレツはヘツロンを、(マタイ1:3)」とあるように、ボアズの祖先ペレツはユダとタマルの子でした。(創世記38章参照) | ||||
| 「サルモンはラハブによってボアズを、ボアズはルツによってオベドを、オベドはエッサイを、エッサイはダビデ王をもうけた。(マタイ1:5〜6)」。サルマとサルモンは同一人物です。このようにルツは、エッサイのおばあちゃん、ダビデのひいおばあちゃんなのです。 | ||||
| そしてマタイ福音書の系図の先には、イエス様が登場します。つまりこのボアズとルツの出会いがなければ、系図はイエス様まで行きつかなかったのかもしれません。異邦人であるルツが救い主の系図に登場する。それが神さまの大きな計画なのです。 | ||||
| 7月 8日「サムエル記上1:1〜11」 | ||||
| 彼女を敵と見るペニナは、主が子供をお授けにならないことでハンナを思い悩ませ、苦しめた。 (サムエル記上1章6節) |
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| 今日からサムエル記に入ります。およそ半年に渡って、イスラエル王国の中心であるダビデ王を含む様々な人物が登場します。最初に出てくるのは、ハンナという女性です。彼女には子どもがいませんでした。 | ||||
| 聖書では子どもができないことは、神さまの祝福がないことだと考えられていました。ハンナの夫エルカナにはもう一人ペニナという妻がおり、ペニナには子どもがいました。そのためペニナはハンナを苦しめていたようです。 | ||||
| ハンナは神さまに祈ります。「男の子をお授けくださいますなら、その子の一生を主におささげし、その子の頭には決してかみそりを当てません」という彼女の誓いは、その子をナジル人として神さまにお委ねするということです。その願いは聞かれるのでしょうか。 | ||||
| 7月 9日「サムエル記上1:12〜20」 | ||||
| ハンナは身ごもり、月が満ちて男の子を産んだ。主に願って得た子供なので、その名をサムエル(その名は神)と名付けた。 (サムエル記上1章20節) |
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| ハンナが神殿で祈っている様子を、祭司エリが見ていました。あまりに長くハンナが祈っているため、エリはハンナが酒に酔っているのだと勘違いします。礼拝堂で一生懸命祈っているときに牧師から、「酔いをさまして出直しなさい」と言われるとショックですが。 | ||||
| ハンナはなぜここで祈っているのか、その悩みをエリに打ち明けます。エリが「安心して帰りなさい。イスラエルの神が、あなたの乞い願うことをかなえてくださるように」と伝えたことで、ハンナの悩みは晴れたようです。 | ||||
| そしてハンナはエルカナによって身ごもり、男の子を産みます。その子は聖書の書名にもなっている「サムエル」と名付けられます。そのサムエルとは、「その名は神」という意味があるそうです。 | ||||
| 7月 10日「サムエル記上1:21〜28」 | ||||
| ハンナは言った。「祭司様、あなたは生きておられます。わたしは、ここであなたのそばに立って主に祈っていたあの女です。 (サムエル記上1章26節) |
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| ハンナは神殿で祈り、神さまはその祈りに応えてサムエルを与えました。祈りが聞かれたときに、わたしたちはどうするべきでしょうか。祈りのことを忘れて、自分の努力でそのことが実現したと思ってしまうことはないでしょうか。 | ||||
| ハンナは誓いを忘れていませんでした。子どもが乳離れするまでは自分の元で育てますが、その後、シロの主の家に上っていきます。多くのいけにえを携えて、彼女は主を礼拝するために行くのです。 | ||||
| 祈りが聞かれたときに、神さまに感謝をささげて礼拝する。このことは、わたしたちにとっても大切なことです。ハンナはエリと再会しますが、そのときに神さまを大いに賛美したことでしょう。その祈りを、明日読んでいきましょう。 |